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キャリア

30代の元部下がRWDと薬剤疫学を学んでキャリアチェンジに成功!

30代の元部下がRWDと薬剤疫学を学んでキャリアチェンジに成功!

こんにちは、管理人のMr.Yです
今日は元部下のキャリアチェンジのお話を少々させてもらいます

CROからのRWDを取り扱うデータベースベンダーへのキャリアチェンジ(ジョブチェンジ)の事例についてお話させてもらいます
現在、CROで働いていてデータベースベンダーへのキャリアチェンジ(ジョブチェンジ)に関心がある方は、是非最後までお付き合いくださ

ちなみにCROとは、Contract Research Organizationの略で、製薬会社から医薬品開発における臨床試験や製造販売後調査の業務を受託している企業のことを指しています

この記事はこんな人向けに書いています

  • 薬科大学卒で薬の知識を活かす
  • CROからキャリア(ジョブ)チェンジしたい
  • RWD(リアル・ワールド・データ)を取り扱う仕事をしたい

CROで働いていた時の30代元部下からの転職の報告!

先日、以前私が働いていた会社(CRO)の元部下のAさんから突然連絡をもらいました
RWD(リアル・ワールド・データ)を取り扱う会社への転職が決まったと報告してくれました!
退職後も関連学会や飲み会などで、年に数回顔を合わせる間柄ではあったんですが、転職の話は聞いていなかったので少々驚きました

AさんのCROでの経歴

話を進めるにあたりAさんの経歴を知っていたほうが参考になるために簡単に紹介します
ちなみに、Aさんのことをブログで書くことについては了承済です笑
Aさん、ネタ提供ありがとうございました(見てるかなwww)

さて、Aさんの経歴ですが、簡単に説明するとこんな感じです

  • 某薬科大学からCROに新卒入社
  • 薬剤師の資格あり
  • 配属はデータマネジメント(以降DMと表記)職(私の所属している組織に配属)
  • 主な仕事は、DM業務の運用と新規案件のEDCの開発
  • 現在の年齢は30代半ばで、各プロジェクトのDM業務責任者を任せられることが増えているとのこと

ちなみにEDCとは、Electronic Data Captureの略称で、インターネットを使い電子的に臨床データを収集するシステムのことです

なぜAさんは転職を考えたのか?

せっかくお話する機会があったので、「なぜ」転職を考えたのかを聞いてみました
転職の理由は以下とのことでした

  • DMの仕事は、学生時代に学んだ薬の知識を活かせるし、それなりに充実していたが、10年間同じ仕事なので少々マンネリ化
  • 医薬品の臨床試験や製造販売後調査の分野では、近年RWDを用いた臨床試験・研究や調査の話が活況で、将来的にDMの仕事が減るのではないかという危機感
  • 会社からはマネージャーへの昇格の話もちらほら出てきたが、マネジメントよりも技術を身に付けたい
  • 今まで得た知識・経験を活かしつつ、仕事の幅を広げたい
  • 将来、医薬やヘルスケア業界では、RWDの利活用に注目が集まると思われるので、新しい成長分野で仕事がしたい

とのことでした!
う~ん、本当に自分のキャリアについてちゃんと考えているなと感心してしまいました

今務めている会社にもRWDを解析する部署もあるようでしたが、なかなか異動希望が叶わず、今回の転職に至ったようです
話を聞いていて、単一ジョブでのスキルに危機感を持っていたように感じました

まあ、ひとつのこと、単一スキルを極めるのも重要だとは思いますが、その技術が不要になったときのことを考えると、マルチスキルは魅力的ですよね

CROからデータベースベンダーへの転職について

Aさんの転職の準備内容とその期間について伺いました!

転職までにやったこととは?

Aさんは5年ほど前からRWDの利活用に興味を持ち、それを用いた医薬品の臨床研究や製造販売後調査のスキルを身に付けたいと考えました
いわゆる、データベース研究、製造販売後データベース調査ですね

まあ、これまでDMをやってきた人であれば、親和性が高いので一度は考えることですよね
Aさんがすごいなぁと感じたのは、ここからなんですよね

  • データベース研究、製造販売後データベース調査のスキルを身についけるためには薬剤疫学の知識が必要
  • 薬剤疫学の知識を得るためには、関連学会や関連セミナーへ参加し情報収集
  • RWDを触るために、RWDを研究する社内プロジェクトに参画
  • RWDをデータ解析するために、R(統計ソフト)を独自に勉強

本業ではデータベース研究、製造販売後データベース調査に携わることはなかったようですが、上記の取り組みを5年程続けてスキルや経歴を身に付けたとのこと
すげぇな、Aさん!

実際にRWDを触る機会が増え、データベース研究を行う仕事より、RWDを提供する会社に興味を持ち、そちらの道を選択したとのことでしたちなみに、数社のデータベースベンダーを受験し、複数社から内定をもらえたようです
本当におめでとう、Aさん!
今後の活躍に期待していますよ

転職活動期間は?

Aさんの転職活動期間についてもお話を聞かせてもらえたので、こちらも紹介しておきますね
みなさん、気になりますよね!

転職活動開始から1ヶ月目

  • 応募企業の選定
  • 職務経歴書作成
  • 転職サイトへの登録:3社登録

転職活動開始から2ヶ月目

  • 企業への応募
  • 書類選考、適性試験受験
  • 1次面接

転職活動開始から3ヶ月目

  • 1次面接
  • 2次面接
  • 最終面接
  • 内定

※2次面接で内定をもらえたか企業もあったようです

Aさんの場合、転職活動は3カ月程度で完了したようです
もともとデータベースベンダーの企業研究が進んでいたことや仕事のイメージがついていたことも早期内定のポイントだったのかと思います

それからAさん、企業のHPの採用情報も参考にしたようですが、転職サイトに登録し、エージェントからも企業情報を収集したそうです
私が転職した際も、エージェントから
「どのような背景で今回中途社員を応募しているのか?」
等の情報をしっかり収集しました

転職エージェントはどうしても企業寄りになりますが、有益情報もちゃんと提供してくれるので重要ですよ
しかも、登録は無料ですからどんどん活用していきましょう!

転職サイトの活用についてはこちらの記事も参考にしてくださいね
転職サイトの活用メリットとおすすめサイト紹介

医療情報データベース(RWD)を取り扱っているベンダーってどんな会社があるの?

RWDを知らない方は、データベースベンダーにどんな企業・団体があるのかわからないと思いますので、一部紹介しておきますね
主にレセプトデータやDPCデータを取り扱っている会社です
近年、非常に注目されていますし、業績も好調なんですよ!

メディカル・データ・ビジョン株式会社
株式会社JMDC
リアルワールドデータ株式会社
株式会社インテージリアルワールド
DeSCヘルスケア株式会社
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構

日本にどんなRWDデータベースがあるのかは日本薬剤疫学会のHPから参照できます
興味のある方は、是非こちらもご覧ください

日本における臨床疫学・薬剤疫学に応用可能なデータベース調査

まとめ

本記事では、30代でCROからデータベースベンダーへの転職に成功した方の事例をご紹介しました
Aさんは自分のスキルアップを真剣に考え、その準ぶにしかっり取り組んできたので希望のキャリアチェンジ(ジョブチェンジ)を成功させることができたのだと思います

現在のキャリに悩んでいる方もたくさんいらっしゃると思います
私も若い頃はよく悩みましたし、50歳になった今でも、
「もっと新しいことにチャレンジしたい!」
と考えることがあります笑

転職は自分の生活環境が大きく変わるイベントなので、安易に決断できないかと思います
ですので、しっかり考えて、よく準備して、転職活動をすることをおすすめします

最後に、これを読んでくれた方のキャリアプランが成功することを祈って!

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